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【NEWS】八木通商トラサルディジャパン社設立

NEWS(WWD 6/15より)

八木通商は、イタリアブランド「トラサルディ(TRUSSARDI)」の日本法人となるトラサルディ・ジャパンを、本国との合弁で6月中に設立する予定だ。出資比率は八木通商60%、本国40%。2018年春夏からウィメンズウエアの輸入販売を始め、18-19年秋冬にはメンズも合わせ本格化するとともに東京での旗艦店オープンも計画する。現在、日本市場でウエアのインポートは行われておらず、キングがライセンスで手掛けているウィメンズウエアの「トゥルー トラサルディ スティーレ(TRU TRUSSARDI STILE)」も8月で販売を終了する予定だという。ジャパン社設立後はインポートのみに注力する。ただし、本国のコレクションに対してフィードバックを行い、日本市場に合うMDで展開する考えだ。

 「トラサルディ」は1911年にイタリア・ベルガモで高級手袋メーカーとしてダンテ・トラサルディ(Dante Trussardi)が設立。60年代後半には孫のニコラ・トラサルディ(Nocola Trussardi)が後を継ぎ、ウエアやアクセサリーの生産を開始。73年にはブランドを象徴するグレイハウンドのロゴを開発し海外市場にも進出。80年代にはウィメンズとメンズのコレクションラインをスタートした。現在もファミリー・ビジネスを継承しており、CEOとクリエイティブ・ディレクターはそれぞれ創業家のトマソ・トラサルディ(Tomaso Trussardi)とガイア・トラサルディ(Gaia Trussardi)が務めている。

Takeoffer moda 販売代行エージェントのコメント

過日のバーバリーの三陽商会からの離脱(→ジャパン社化)に代表されるようにこれまでライセンスビジネスで少額規模の投資で効果測定をしていた欧米のブランドがいよいよアジアのマーケットにその価値を感じ、重視し始めたことが分かります。これまでの日本のカスタマーが認識していたブランドの多くはライセンスという契約で本国のコンセプトを踏襲しながら企画は日本で行い、日本人(アジア)に適すると考えられる商品を作成し、提供するケースが多く存在していました。今後は相次ぐジャパン化の流れにより、より本物を目にし、手に触れる機会が増えることは美的感覚を磨き、正しくブランドを理解するという上でも良いことでは無いでしょうか。また既述したように欧米がアジア戦略を改め、より大きなリスクを負いながらも投資をしてくることはポジティブに捉えるべきでしょう。そして本物が溢れるということはその本物を正しくお客様に提供する販売員のスキルはこれまで以上に求められることでしょう。その中では我々、販売代行はその特異性を更に活かせることになると考えています。

Takeofferの教育スタッフは全てラグジュアリーブランド出身です。これからの本物を扱うスタッフ、本物を適切にお客様にお伝えするスタッフを提供することを強みとしています。全ての代行会社の後発企業としてこれまでの代行会社が持ちえなかった部分を補う存在として、確実に未来に残れる確かなサービスを提供することでクライアント企業そして販売員の皆様をサポートして参ります。地方アウトレットや百貨店への出店をご検討されていらっしゃる、現在の販売代行会社にお困りまたは一度他の代行会社とも比較検討してみたいという際には是非一度ご相談下さいませ。

● Auther
Takeoffer 販売代行エージェント

Takeoffer 販売代行エージェント

ラグジュアリーブランドの人事として人事業務全般、主にリクルーティング責任者として従事。 その後独立しファッション業界専門の販売代行、有料職業紹介事業を中心に提供。

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