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【NEWS】百貨店大手5社11月売上高は連続プラス

NEWS(WDD 12/1より)

百貨店大手5社の11月度の売上高(既存店ベース)は、4カ月連続で全社が前年同月の実績をクリアした。三越伊勢丹が前年同月比5.7%増、高島屋が同3.9%増、大丸松坂屋百貨店が同7.2%増、そごう・西武が同3.9%増、阪急阪神百貨店が同8.8%増だった。引き続きインバウンド(訪日客)と富裕層の消費が活発なことに加え、気温の低下に伴って衣料品が良く売れたため、主要店舗の伸び率は高かった。

 三越伊勢丹は基幹3店舗(伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店、三越銀座店)の婦人服は同7%増。「初冬らしい気温で推移したことで、コートを中心にした防寒ニーズが堅調だった」(同社広報)。大丸松坂屋も婦人服が同4.4%増と久々にプラスに転じた。高島屋はオリジナルの「タカシマヤカシミヤコレクション」が2ケタ増を記録した。

 訪日客による免税売上高は高い伸びを堅持しており、三越伊勢丹の基幹3店舗は同41%増、高島屋は同48%増、大丸松坂屋は同92%増だった。

Takeoffer moda 販売代行エージェントのコメント

「今年は秋が無かったですね」街行く人からこんな声をよく耳にします。弊社取引の全てのブランドにおいても11月は防寒系のアウターが非常に良く動いていたという報告が多く、急激な気温の変化が改めて衣料消費に影響があることを感じさせています。またインバウンドにもその影響はあるため、薄着で来日されているお客様が駆け込んだということも消費を伸ばした背景にあるでしょう。これを機にSALEの時期と存在を見直すべきではないでしょうか。既に温暖化の影響による従来の四季は従来通りのスケジュールになっていないことは明らかですが、供給システムは従来のままです。また情報社会になり原価率も明示されてしまう昨今において適正な価格に関するシビアな消費者の視点もまた軽視することは出来ません。飽和状態に突入するアウトレットもその立地をこれまでの郊外では無く、アクセシブルなエリアに展開を予定する地区もちらほら見えており、プロパー店舗とのすみ分けが難しくなるでしょう。これからは業界全体でこの問題を捉え、一丸となって取り組んでいくことが期待される、そんなフェーズにあるのではないでしょうか。

Takeofferでは全ての代行会社の後発企業としてこれまでの代行会社が持ちえなかった部分を補う存在として、確実に未来に残れる確かなサービスを提供することでクライアント企業そして販売員の皆様をサポートして参ります。地方アウトレットや百貨店への出店をご検討されていらっしゃる、現在の販売代行会社にお困りまたは一度他の代行会社とも比較検討してみたいという際には是非一度ご相談下さいませ。

● Auther
Takeoffer 販売代行エージェント

Takeoffer 販売代行エージェント

ラグジュアリーブランドの人事として人事業務全般、主にリクルーティング責任者として従事。 その後独立しファッション業界専門の販売代行、有料職業紹介事業を中心に提供。

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