MODA PRESS
【NEWS】香港市場1999年以来最大の下げ幅
2016年08月08日
NEWS（WWD 8/7より）
香港の1〜6月期の小売売上高は前年同期比89.5%の2197億3800万香港ドル（約2兆8500億円）で、1999年以来最大の下げ幅を記録した。香港小売協会によると、6月の小売売上高は同91.2％の336億7300万香港ドル（約4370億円）で、16カ月連続で前年を割る結果になった。中国本土から来る観光客の激減が一番の要因だ。
耐久消費財を除くと、百貨店商品と電化製品がそれぞれ同74.3%と最も下落幅が大きかった。また、中国本土の観光客の需要が高かった宝飾品や時計、高級贈答品も同79.6％と大きく売り上げが落ち込んだ。一方で、化粧品と薬品は同105％と好調だった。
香港市場の低迷は、市内の主要な商業地区の家賃の下落を招いている他、多く軒を並べていたラグジュアリー・ブランドに代わり、ファストファッションやスポーツウエアブランドが地区を占領するようになった。
香港小売協会のメンバーの多くは、市場の低迷は続くものの、昨年に比べると下半期は落ち着くと見ている。
Takeoffer moda 販売代行エージェントのコメント
日本だけではなく、中国人観光客の動向は香港の市場にも大きな影響を与えています。人口比率を考えると世界的な現象であると言えますが、インバウンドに依存したビジネスモデルにシフトしないということが永続性に繋がっているということはこれまでも取り上げてきました。インバウンドの比率を変化させずにあくまで国内客や地元客の売上を維持し、いかに上昇させていくかが最も重要であることはまちづくりの成功事例等を見ても明らかです。インバウンドバブルに味をしめてしまった企業はそれが一過性のものであると本質的には気付かずにそれを何の根拠もなくベースとしてしまいます。これからの時代は売れるときに出来るだけというファストファッションの感覚ではな無く、永続性を基本とした売上システムの構築を人事や社会貢献等複合的な要素を鑑みて行っていくべきでしょう。特に人材に関してはこれから更に優良な人材の確保が困難になってくると予想されており、販売代行のサービスはより一層の存在価値が上がる代わりにそのパフォーマンスを求められます。これまで通りの人を集めて確保だけしていますという代行サービスからこれからは常にお客様に的確な提案が出来、直営店に多くのメリットをもたらすことが出来る新しい人材サービスを提供出来る企業がお客様の勝利に力強く貢献出来る時代だと考えております。現在の代行会社にお困りまたは一度他の代行会社とも比較検討してみたいという際には是非一度ご相談下さい。
● Auther
